top of page

院長

西川 茂

dr_nishikawa.jpg

​院長プロフィール

​私は、20代前半、精神科の病棟で働いた経験があります。

それが私の人生の転機になりました。

そこで見た光景は、悲しくて苦しいものでしたが、同時に優しくて温かいものでもありました。

 

 

統合失調症の方々は、人とのつながりを失って、混乱していました。

 

病棟のスタッフも、ストレスで患者さんをいじめることもありました。

 

患者さんたちは、死に近づいていくように感じられました。 そして、薬だけが頼りでした。

 

 

私は、その現実に絶望しました。

でも、その中にも、生きる希望や光を見つけることができました。

 

患者さんたちは、本当に優しかったのです。

閉鎖された病棟で、限られた生活を送っていても、生命の美しさや温かさを感じさせてくれました。

 

私は思いました。

「患者さんたちの優しさは、世の中に必要なものだ」

「患者さんたちが、社会に出て、幸せになれるようにしたい」 。

 

心理学では、自我(エゴ)と潜在意識(無意識)のことをエス(イド)と呼びます。

私が働いていたとき、スタッフは統合失調症の方のことをエスと呼んでいました。

エスとは、schizophrenia(シゾフレニア)の略ですが、

統合失調症の方は、潜在意識が表に出てきているとも言えます。

 

そして、それを抑え込んでいるのは、自我を持つ私たちなのです。

 

 

エスの世界は、自我の世界から見ると、無秩序で狂暴に見えるかもしれませんが、実は、エネルギーと優しさに満ちたダイナミックな世界です。

 

私は、その世界に魅了されました。

そして、その世界と社会とをつなげることができないかと考えるようになりました。

 

平成17年 蒲生にてにしかわ接骨院を開院しました。

患者さんとのコミュニケーションは、私にとって最高の楽しみです。

そして今、かつて絶望していた自分は、皆様に育てられ、安心の中で様々な困難とも向き合えるようになりました。

 

ありがとうございます。向き合っていただいたお一人お一人にこの場をお借りしまして、感謝申し上げます。

経歴
1967年板橋区生まれ

埼玉県立 春日部高等学校卒業

文教大学 人間科学部 人間科学科 心理学専修卒

大東医療専門学校柔道整復科卒

茂原神経科病院 臨床心理士就任
西竹ノ塚クリニック臨床心理士
東京福祉専門学校臨床心理学講師
目白福祉専門学校臨床心理学講師

井上整形外科リハビリテーション治療スタッフ

​現在 にしかわオステオパシー にしかわ接骨院 

(カウンセリング、箱庭療法、音楽療法、運動療法、サイコドラマ、夢分析、

ゲシュタルト療法、ロールシャッハテストなど)

国家資格柔道整復師(接骨師)、認定心理士(社団法人日本心理学会認定)

趣味

動画作成 旅行 自然観察 

bottom of page